管理部 広報チーム チームリーダー
三宅 久美子
総務兼会長秘書、そして広報へ。
理系出身の私は高校理科の教員免許を取り、就職氷河期だったこともあって教員採用試験を受けるつもりもあったんです。でも企業の合同説明会にも一度は行ってみようと思って、そこで理系の業種ということで品質管理の仕事もあると聞きリンガーハットに入社しました。ですが当時は工場が2ヶ所で、いざ入社してみると店舗への配属でした。
学生時代のアルバイト経験は家庭教師くらいで、「いらっしゃいませ」も言ったことがなかったから新鮮でしたね。学生の頃は周りに同世代の人しかいないけれど、店は様々な世代の人が働いている。そこに社員である自分はいきなり店長の下、2番手という立場で入った。長いキャリアを積んでいる方々に指示をしなければならなかったり、頼られる立場であったりする環境はすごく勉強になりました。店舗に長くいるパート・アルバイトさんに逆に教えてもらう事の方が多く、貴重な経験でした。
そうして4、5店舗を異動したあと、総務兼会長秘書として本社勤務になりました。当時は総務2人、ほとんど手作業だったので、大きな会議や株主総会も自分たちで運営したり、業務連絡や伝票処理まで業務は多岐にわたっていましたね。その後8年目から広報に異動となり、現在に至ります。
ちゃんぽんを世界の日常食にしたい。
広い意味での会社からのミッションは、みなさんに「ちゃんぽん」を知っていただくこと、「リンガーハット=長崎ちゃんぽん」という認識を広めること。そして長崎ちゃんぽんを世界の日常食にする!という目標があります。それを業務レベルに落とし込むと、現在は取材対応がメインになっていますね。まず急な取材にも対応できる体制を整えること。具体的には外部の協力会社やお店との連携です。そこが素早くしっかり協力できるようこの何年かでなったかなと思っています。
また、食育活動にも力を入れていて、お店が個々にイベントを開催できるレベルにしていこうという作業も進行中です。
広報の大変なところは、正確な情報を決められた誌面の中に収めて、それを多方面の承認を得た上でスピーディに配信すること。スムーズに承認をもらって進められるよう、広報スタッフは常にいろんな部署とコミュニケーションをとってアンテナを張っています。会社の取り組みをより多く迅速に配信していくことが、ブランドアップにつながると考えています。
子供たちの笑顔も元気をくれます。
取材経験がほとんどなかった10年前、野菜の国産化にあたって手作りの記者会見を開きました。段ボールを積んで野菜を飾ったり、自分たちで司会をし、来てくれるかどうかも分からない状態でメディアさんに声をかけ。結果、約80名の記者さんが来てくださって、野菜たっぷりちゃんぽんを食べていただきました。それがYahoo!のトップページに上がってきた時は「ええ!!??」みたいな。それからは様々な媒体で取材が続くようになって。テレビ撮影やコラボのオファーが来るようになったのもそこからなんです。この手作り記者会見をきっかけに少しずつ世間の関心度が上がってきたのを間近で見てこれたことを幸せに思っています。
今も、たとえばテレビ取材ひとつを取っても、文章や画像の提供や、撮影の調整など、一から完成するまでを手がけたものが形になった時はやはりうれしいです。放送後にホームページの閲覧数やツイッターでの反応が高まると、多くの人に見てもらえた実感もあって。さらにそれがお店の売り上げに反映したりと、目に見えて分かる時はメンバー皆でやりがいを感じています。
またリリースを良いタイミングで配信できて多媒体に取り上げていただけた時は、時世を読み、未来を考えられた成果だと思えます。
また、食育のイベントで子供たちのすごく素敵な笑顔を見た時も、良いことができているなと実感。その子供たちがファンになってくれてお母さんと一緒にまたお店に来てくれたり・・・そんな風になれば最高ですね。
SCHEDULE
- 9:00~出社 朝会(会社全体をテレビでつないでの会議 毎朝)取材があれば報告
- 9:30~メールチェック
- 10:00~広報支援会社との定例会
先週の振り返り今週のリリース確認・取材立会い調整など部のメンバー・支援会社と共有 - 11:00~テレビ打ち合わせなど日程調整・資料送付・店舗へ連絡などをまとめて行う
- 13:00~休憩
- 14:00~移動
- 15:00~雑誌取材対応 店舗
- 17:00~帰社
※子育て中のため 現在短時間勤務を利用し、1日7時間勤務
まずは会社自体を好きになって入社、もアリ。
さしあたっては現在進行中の、体操の内村選手とのタイアップを強化していきたいですね。内村さんといえばリンガーハットとなるくらいどんどんPRしていければと。この年にはこう、といった分かりやすく具体的な目標を持ってブランド力アップに尽力していきたいです。
私自身、入社からのプロセスを考えると今は全然違う畑にいます。だから皆さんも入社してから自分の可能性を見つけることもできるだろうし、まずはリンガーハットという会社を好きだから入るというのもアリかなと。
うちの会社はみんな仲が良くて、意見や課題を持ちかけても必ず受け止めて聞いてくれます。東京にいるという実感がなくなるほど九州弁のアットホームな会社ですよ。